冬コミの新刊『くらびー Craftbeer Japan Vol.2』の内容紹介、続いては企画記事です。
今の「クラフトビールブーム」の中で、新たな流れとも言えるのが「ブルーパブ(BrewPub)」、つまり、自分の店で出すビールを同じ店の敷地内で造る(Brewing)という形態のお店の増加です。
とはいっても、この定義が難しいんです。たとえば大手ビールメーカーの工場の横に、併設のレストランがあって、造りたてのビールが飲める、というのだって、まあブルーパブと言えばブルーパブです。大手に限った話しではなく、その例えでいけば「御殿場高原ビール」とか、天王洲の「T.Y.Harborブルワリー」などもブルーパブと言えます。
というか、現在、日本のトップクラスのブルワリー(ビール製造者)は大半がレストラン併設型なので、飲食店を持っているところは全部ブルーパブとも言えそうです。
が、そのあたりを改めて「ブルーパブ」と呼ぶのはちょっと違うかな、と個人的に思います。
個人的に、ですが。
ブルーパブと言えば、パブが基本。パブがブルーイングを始めたっていうのがブルーパブじゃないのかなあ、と思うんですが、これは一般的な定義付けがないだけに、なんとも言えません。
そんなブルーパブを、日経関連誌とかが取り上げちゃって、日経どころかクラフトビール専門フリー誌「Japan Beer Times」も取り上げちゃったから、なんだか本当にこれから流行ってきそうです。
というわけで、ブームの実態を探るべく、三つのお店にお伺いし、それぞれの経営者(であり醸造師でもある)お三方にお話しを伺いました。
記事は、それぞれのお店のインタビュー、そして筆者の雑感の四本立てです。
- BrewPUB PANGAEA (東京都品川区/洗足駅前)
- BAY BREWING YOKOHAMA (神奈川県横浜市中区/関内・イセザキモール裏)
- 吉備土手下麦酒醸造所 (岡山県岡山市北区/北方・旭川の堤防下)
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